初めに
ポケモンカードのデッキシールドを集めていると、昔のデッキシールドは高いというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
実際、フリマサイトなどを見ていると、10年以上前に発売されたデッキシールドが数千円、場合によっては1万円を超える価格で取引されています。
しかし、本当に「古い=高い」のでしょうか。
古くても安いデッキシールドはないのか。逆に、発売から数年しか経っていないのに高額になっている商品はないのか。
そこで今回は、ポケスリ相場ナビに登録されているデッキシールドの発売年と現在相場を比較し、発売からの経過年数と価格にはどのような関係があるのかを調べてみました。
結論|古いデッキシールドは高い傾向が見える。ただし「古いだけ」では決まらない
先に今回の調査結果をまとめると、古いデッキシールドほど高額商品が多くなる傾向は確認できました。
特に2010年代前半~2018年ごろの商品には、現在数千円で取引されているデッキシールドが数多く存在します。一方、2023~2026年ごろの商品は、現在でも1,000円前後に収まっているものが比較的多く見られます。
ただし、古いデッキシールドなら何でも高いというわけではありません。
発売から10年以上経過していても1,000~2,000円程度の商品がありますし、発売から数年しか経っていない商品が数千円まで上昇しているケースもあります。
つまり、デッキシールドの価格は、
発売からの経過年数+キャラクター人気+デザイン+限定性+現在の流通量
などが組み合わさって形成されていると考えるのが自然です。
今回の調査方法
今回は、ポケスリ相場ナビの「全スリーブ索引」に掲載されているデッキシールドを確認しました。2026年9月21日時点の掲載数は849種類。
各商品について、発売日、発売時価格、現在相場を確認し、発売された年代によって価格帯がどのように変化しているのかを比較しました。
ただし、ここでひとつ注意点があります。
古いデッキシールドの中には、現在ほとんど出品されず、「価格データなし」になっている商品もあります。つまり、古い商品については「現在取引を確認できる商品だけを見ると高く見えやすい」という可能性があります。
そのため今回は単純な平均価格だけで判断せず、年代ごとの価格帯や具体的な商品も見ながら分析しています。
まず2024~2026年|1,000円前後の商品が中心
まず最近発売されたデッキシールドから見てみましょう。
2026年の商品を見ると、
メガダークライ:555円
メガゲッコウガ:600円
メガレックウザ:680円
イーブイ おやすみ:850円
メガスターミー:1,222円
ホミカ&クロバット:2,462円
など、かなり価格差があります。ただ、多くの商品は数百円~1,000円台です。
2025年も同様です。
メガリザードンX:300円
メガサーナイト:400円
ゼクロム:600円
レシラム:700円
ポケモンセンターカガワ:900円
N&レシラム&ゼクロム:1,799円
マリィ&オーロンゲ:2,334円
ダイゴ&メタグロス:4,999円
ヒビキ&バクフーン:5,700円
というように、発売から1年程度でもすでに大きな差が生まれています。
ここから分かるのは、発売からの経過年数が短くても、人気や需要によって価格差は生まれるということです。
2024年も500円前後から4,000円まで幅広い
2024年発売の商品も見てみましょう。
ベル:500円
コライドン:530円
サザレ:600円
カキツバタ:500円
ラティアス・ラティオス 夜景:800円
ナンジャモ:1,222円
テラスタルドラパルト:2,300円
キュレム:3,200円
モモワロウ&イイネイヌ&マシマシラ&キチキギス:3,800円
テラスタイプ:ステラ ソウブレイズ:4,000円
同じ2024年発売でも、数百円の商品から4,000円の商品まであります。
この時点で、発売年だけでは価格を説明できない
ことが分かります。
2022~2023年|まだ1,000円前後の商品もかなり多い
もう少し古くしてみます。
2022年発売では、
ヒナツ:400円
マルマイン(ヒスイのすがた):444円
バサギリ:480円
ディアルガ(オリジンフォルム):640円
リザードン:698円
リーフィア:875円
グレイシア:890円
月明かりとブラッキー:1,125円
ダークライ:1,480円
シロナ&ガブリアス:2,333円
ビッパ:3,144円
発売から4年以上経過していますが、1,000円以下で確認できる商品も珍しくありません。
つまり、数年経てば自然に値上がりするわけではないことが分かります。
2021年になると数千円の商品が目立ち始める
2021年までさかのぼると、少し様子が変わってきます。
例えば、
PIKACHU ADVENTURE PIKACHU & MEW:3,500円
PIKACHU ADVENTURE PIKACHU&LUGIA:5,200円
Pokémon Mysterious Tea Party:3,300円
Pokémonぴかぴかフレンズ 総柄:3,333円
ピンプク&ラッキー&ハピナス:4,999円
など、数千円の商品が確認できます。
もちろん、
サーナイト&エルレイド:600円
バドレックス(はくばじょうのすがた):658円
ピカチュウ:844円
など比較的安価な商品も残っています。
そのため2021年でも「古いから全部高い」という状態ではありません。
ただし、最近の商品と比べると数千円クラスの商品が目立つようになってくるのは興味深いところです。
2020年|1,000~3,000円台がかなり増えてくる
2020年発売の商品を見ると、
#GOGO!YELL!! したっぱ:400円
ゴリランダー・インテレオン・エースバーン:600円
キョダイマックス 湖に響く旋律:899円
PIKAPIKACHU YE:1,100円
アーマーガア:1,500円
ダイマックスドラパルト:1,999円
カビゴンのあくび:2,400円
墨絵列伝 スイクン:2,500円
墨絵列伝 ライコウ:3,000円
墨絵列伝 レックウザ:3,056円
墨絵列伝 ピカチュウ:3,333円
墨絵列伝 エンテイ:3,500円
24じかんポケモンCHU ヨーギラス:5,444円
などがあります。
ここでも安い商品は残っています。
しかし、2024~2026年と比較すると、2,000~3,000円を超える商品が珍しくなくなってきます。
発売から約6年という時間が、流通量の減少などを通じて相場に影響している可能性はありそうです。
2019年|数千円の商品がさらに増える
2019年になると、
Berry’s forest, Ghost’s castle 城:5,222円
Berry’s forest, Ghost’s castle 森:3,555円
タイプファイターズ 炎:2,880円
タイプファイターズ 水:2,806円
タイプファイターズ 草:2,880円
Pokémon World Market:2,500円
かいじゅうマニア:3,700円
ラティアス・ラティオスに乗って:2,999円
などが確認できます。
一方、
ザシアン&ザマゼンタ:400円
サルノリ・ヒバニー・メッソン:850円
など、安い商品もあります。
ここでも、
古さは価格を押し上げる可能性があるが、古さだけで価格は決まらない
という傾向がはっきり表れています。
2018年|数千円クラスがかなり目立つ
2018年までさかのぼると、高額商品がかなり目立ってきます。
例えば、
ミュウツー:1,250円
ポケモンセンター20周年記念:1,999円
疾風の雷:2,460円
レックウザ 墨絵ver.:3,633円
ポケモンセンタートウキョーDX:3,900円
KALOS GIRLS!:3,999円
ルチア:4,000円
ジャパンチャンピオンシップス2018:4,444円
ラプラスに乗って:4,650円
フラダリ:6,950円
ダイゴの休日:7,300円
など。
発売から約8年が経過していることもあり、現在の通常販売価格である1,000円前後を大きく超えている商品が多数あります。
2017年は高額デッキシールドの宝庫
今回の調査で特に目立ったのが2017年です。
例えば「イーブイポンチョシリーズ」。
現在相場を見ると、
GC:3,980円
SW:3,980円
LF:5,678円
TD:6,999円
BS:8,888円
BK:11,999円
NP:15,800円
となっています。
さらに、
Pokémon Yurutto ピカチュウむぎゅぎゅ:4,200円
Pokémon Yurutto遭遇:4,900円
Pokémon Yurutto ピカチュウとデデンネ:5,000円
Pokémon Yurutto ぐでタワー:8,000円
浮世絵 しろがね山:8,900円
ぼうしをかぶったピカチュウ ホウエン:9,800円
アセロラ:25,000円
など、高額商品がかなり多く存在します。
2017年は、現在のデッキシールド相場を考えるうえで非常に興味深い年代と言えそうです。
2016年にも人気デザインの高額品が多い
2016年も高額商品が目立ちます。
例えば、
カメックスメガバトル:2,980円
メガフーディン:3,888円
色違いのメガサーナイト:6,667円
オカルトマニア:8,000円
など。
さらに2016年には、以前の記事でも紹介した「メガリザードンXのポンチョを着たピカチュウ」など、現在1万円を超えるデッキシールドも存在します。
この年代になると、単純な経過年数だけでなく、
人気キャラクター
限定商品
ポケモンセンター商品
記念商品
特徴的なデザイン
といった要素が組み合わさった商品が、現在高額になっているケースが目立ちます。
2015年以前はどうなのか?
さらに古い年代も見てみましょう。
2015年では、
ピカチュウのしっぽ:1,000円
メガレックウザ:2,000円
ポケモンセンターメガトウキョーOP:3,000円
ポケモンセンターメガトウキョーのピカチュウ:4,500円
雨やどり:9,580円
など。
2014年では、
リザードンメガバトル:1,700円
ニャスパー・ニャオニクス:2,099円
メガルカリオ:3,000円
ジラーチはどこ?:3,800円
メガゲンガー:4,350円
などがあります。
かなり古いからといって、必ず1万円以上になるわけではありません。
ここは今回の調査で重要だったポイントです。
2011~2012年は発売価格380円の商品が数千円に
さらに古い2011~2012年を見ると、現在とは発売時価格そのものが大きく異なります。
当時は380円で販売されていた商品が多くありました。
2011年では、
炎タイプシルエット:1,700円
ダルマッカ:2,580円
チェレン:2,850円
チラーミィ:2,900円
ゾロア・ゾロアーク:2,999円
ピカチュウがいっぱい:3,167円
ヒトモシ:3,722円
ナゲキ・ダゲキ:4,000円
enjoy:4,300円
ポケモンセンターオーサカ:4,975円
タマゲタケ:5,500円
カミツレ:5,653円
N:6,500円
など。
発売時380円だった商品が現在数千円になっているケースがかなりあります。
例えば「N」は、
発売時380円 → 現在6,500円
なので、単純比較では約17倍です。
2010年発売「連れ歩き」は1万5,000円超
さらに古い商品として目立つのが、2010年発売の「連れ歩き」。
発売時価格380円に対して、現在相場は15,278円。
単純比較すると約40倍です。
もちろん、すべての2010年前後の商品がこの価格になっているわけではありません。
しかし、長期間経過した商品の中には、発売当時から大幅に価格が上昇しているものが存在することは確かです。
今から買ったデッキシールドも10年後に高くなる?
ここまで読むと、では、今売っているデッキシールドを未開封で保管すれば、10年後には高くなるのでは?と思うかもしれません。
しかし、今回のデータからそのように断定することはできません。
実際に古いデッキシールドでも価格が伸びていない商品はあります。
さらに発売数、流通量、キャラクター人気、再販・復刻、将来のコレクション需要などは商品ごとに異なります。
そのため、古い商品が高い傾向がある=現在の商品を保管すれば必ず値上がりする
ではありません。
将来価格だけを目的にするのではなく、気に入ったデザインをコレクションする中で、価格推移も楽しむくらいがよいでしょう。
まとめ|「古さ」は相場に影響する。ただし古さだけでは決まらない
今回、ポケスリ相場ナビに登録されているデッキシールドを発売年別に確認したところ、古い年代ほど数千円以上の高額商品が目立つ傾向が確認できました。
特に2016~2018年ごろには、
イーブイポンチョシリーズ
ぼうしをかぶったピカチュウシリーズ
Pokémon Yurutto
人気トレーナー
限定・記念商品
など、現在数千円~1万円以上になっている商品が多数あります。
さらに2010~2012年までさかのぼると、発売時380円だった商品が現在数千円になっている例もあり、「連れ歩き」は15,278円まで上昇しています。
一方で、古くても安い商品はある、新しくても高い商品はある、古い商品ほど価格データが少ないという点も忘れてはいけません。
今回の調査から見えてきたのは、「古いから高い」のではなく、「時間の経過で供給が減った商品に、現在も需要が残っていると高くなりやすい」
という構造です。デッキシールドの相場を見るときは発売年だけを見るのではなく、
発売年 × キャラクター × デザイン × 限定性 × 流通量
を合わせて見ると、その商品の現在価格がなぜ形成されているのか、より分かりやすくなります。
ポケスリ相場ナビでは、歴代デッキシールドの発売日・現在相場・価格推移を掲載しています。
昔持っていたデッキシールドが今いくらになっているのか、ぜひチェックしてみてください!